薬局製剤研究会
さくら会

　最近は何でも安ければ説明しなくても良いというような風潮がありますが、 病気や健康に関しては、説明を聞いて、自分に合った薬を納得して買うということが大切です。 特に生活習慣病は、対症療法で薬を飲めば治るというものではなく、食生活や養生、運動や 心の持ち方など、病気になった原因を改善していかないと中々治りません。 いろんな面でのセルフメディケーション（自己健康管理）が大切です。
　このような観点から、薬局製剤研究会「さくら会」では、全国より志がある薬局50社程が集まり、 医師の専門講座を受けながら、生活習慣や食生活の相談にも応じられるよう研修を重ねています。 又、お薬についても、一般薬メーカーの標準的売薬だけでは対応できない症状も多々ありますので、 30年ほど前より薬剤師としての知識を駆使し、創意と工夫を重ねながら 自家製剤の薬の開発を重ねて来ています。

　薬局医薬品製造業として許可されている医薬品は漢方薬236品目、一般薬184品目、総計420品目ありますが、 ほとんどの薬局はこの製造業の特典を生かすことが出来ず、メーカー品の取次のようになっています。 本来薬剤師はお客様の症状に合わせて薬を調合して差上げることができる職業ですが、 その職能を十分に発揮できないのは、原料・容器・包装材料の調達、製造の申請などに若干のハードルがあるためで、 このハードルを取り払って、薬剤師が自家製剤を製造・販売しやすいように研修をしようと設立されたのが「薬局製剤研究会『さくら会』」です。